Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
赤白だんだらのズボンをはいた足が、スーッと、宙をとんで、洞窟の正面の暗いところへとどきました。すると、ああ、ふしぎ! ふしぎ! その足が、ちょんと、そこへ立ったではありませんか。くつを下にして、まるで人間が立っているように、一本の足だけが、まっすぐに立ったのです。
「ほうら、どうだ。こんどは右の足だぞ。」
黒人は、そう叫んで、もう一本の足を投げつけました。すると、その足も、まえの足とならんで、ちゃんと立ったのです。
「ウフフフ、うまいもんだろう。おつぎは、胴体だ!」
ヤッと投げると、これはどうでしょう。子どもの胴体が二本の足の上に、ちょんとのっかったではありませんか。
それから、同じようにして、両手を投げると、それが胴体の両側の肩のところに、ピッタリくっつきました。
「おしまいは首だよ。さあ、よく見ててごらん。首がくっつけば、もとのからだだ。生きかえるかどうか、そこが問題だよ。」
赤白の運動帽をかぶった少年黒人の首が、大きなまりのように、スーッと、宙をとんで、ああ、うまいっ! 胴体の上に、チョコンと、こちらを向いて、のっかったではありませんか。
「あっ、笑った! 首が笑ったよ。