Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
という、なんともいえない恐ろしい悲鳴が、ほとばしりました。
巨人の歯がぎゅっと、かみあわされたのです。そして、二十面相のからだが、そのあいだにはさまれて、おしつぶされそうになったのです。機械じかけでしめつけられるので、とても抜けだすことはできません。二十面相の黄金怪人は、ただ手足をばたばたやって、死にものぐるいに、もがくばかりです。
明智探偵は、この巨人の胎内くぐりの機械じかけを、じゅうぶん研究しておいたのです。そして、二十面相がその中へ逃げこんだのを見ると、ちょうど歯のあいだから、はいだすときを見はからって、うしろのほうにあるスイッチをおし、がくっと歯をかみあわせるようにしたのです。
それから、巨人の顔の前にまわった警官たちが、歯にはさまれて、もがいている黄金怪人を、なんのくもなく、しばりあげてしまいました。これが二十面相のさいごでした。こんどこそ、厳重な牢屋に入れられ、ふたたび日のめを見ることができなくなることでしょう。
こうして、名探偵明智小五郎と小林少年の、かがやかしい手柄ばなしが、またひとつ加えられたのでした。