Japanische Klassiker mit Furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Lesen Sie 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 156.085 Zeichen · 312 Bildschirme
「このクマのかっこう、なんだか、へんだねえ。あと足が、いやに長いよ。かたわのクマかしら。」
ひとりの少年がいいました。いかにも、そういえば、どことなく、へんなかっこうです。小林君は、じっとクマの姿を見ていましたが、そのとき、決心したようにさけびました。
「そうだ。きっとそうだ。よしっ、先生と、おまわりさんを、よんでこよう。そして、こいつを、もっとよく、しらべるんだ。」
そして、そのばを、たちさろうとしたときです。おりの中のクマが、いきなり、あと足で立ちあがって、まっかな口をひらいて、ウオーッとうなりました。いまにも、少年たちに、とびかかってくるような、いきおいです。
みんなは、はっとして、おりの鉄棒のそばをはなれました。
すると、大グマは、前足でおりのとびらを、ガチャガチャいわせていましたが、またウオーッとうなって、大きなからだを、とびらにぶっつけたかとおもうと、それが、パッとひらいたのです。おりのとびらが、おおきくひらいてしまったのです。
少年たちは、わあっとさけんで逃げだしました。
クマは、ひらいたとびらから、おりの外へとび出し、いきなり八幡神社の森の方へかけ出していきました。