Japanische Klassiker mit Furigana
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ずいひつ しんへいけ
随筆 新平家
吉川 英治
Lesen Sie 随筆 新平家 (ずいひつ しんへいけ) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.575 Zeichen · 424 Bildschirme
岩田氏のあの会を機会に、挿絵界は、新たな活気を呼ぶものと信じたい。この小説の挿絵を担当してもらっている杉本氏などにもおなじ意味でぼくはしきりに無遠慮をいってみる。しかし杉本さんも岩田氏に負けない温厚でいわゆる外柔の方なのだ。余りおとなしい連れあいというものにはつい亭主役も甘くなってかえって弱るものである。稀れには女権をふるって取っ組んで来た方が張合いも出、仕事にもお互いの熱を持続し合えるのではないかと考える。ただし、わが家のことを申しているのではありません。(二九・四・四)
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義仲関係の女性たちの中では、巴御前だけが古来有名である。ほかの女性は耳馴れないせいか、読者に会うとよく質疑をうける。
葵ノ前や山吹の事蹟は、もとより正史といえないものだが、木曾史料とか郷土の口碑伝説などにはかなり詳しい。北陸から信州地方へかけて塚や墓も数箇所にある。
また古典のうえでは“――木曾は信濃を出でしより、巴、款冬とて二人の美女を具せられたり”とみえ、山吹の名にはむずかしい字が当ててある。それも「木曾最期」の一章にしか出ていない。
義仲が、前関白基房の姫を取って、聟に押し成ったという、盛衰記や平語の記事には、否定説がつよい。