Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
せいあどうきだん
青蛙堂鬼談
岡本 綺堂
Lesen Sie 青蛙堂鬼談 (せいあどうきだん) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 121.438 Zeichen · 238 Bildschirme
利根の渡
一
張訓の妻が杭州の生れであることは羊得も知っていた。
「これで、このお話はおしまいです。そういうわけですから、皆さんもこの青蛙神に十分の敬意を払って、怖るべき祟りをうけないよう御用心をねがいます。」
こう言い終って、星崎さんはハンカチーフで口のまわりを拭きながら、床の間の大きいがまを見かえった。
利根の渡
一
星崎さんの話のすむあいだに、また三、四人の客が来たので座敷はほとんどいっぱいになった。星崎さんを皮切りにして、これらの人々が代る代るに一席ずつの話をすることになったのであるから、まったく怪談の惣仕舞という形である。勿論、そのなかには紋切形のものもあったが、なにか特色のあるものだけを私はひそかに筆記しておいたので、これから順々にそれを紹介したいと思う。
しかし初対面の人が多いので、一度その名を聞かされただけでは、どの人が誰であったやら判然しないのもある。またその話の性質上、談話者の姓名を発表するのを遠慮しなければならないような場合もあるので、皮切りの星崎さんは格別、ほかの人々の姓名はすべて省略して、単に第二の男とか第三の女とかいうことにしておきたい。