Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
くろだじょすい
黒田如水
吉川 英治
Lesen Sie 黒田如水 (くろだじょすい) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 163.639 Zeichen · 325 Bildschirme
「きのうのおことばやら、御辺のいつもながらのご忠誠に、今朝は殿も非常に慚愧しておらるるご容子です。もとよりこのたびの離反は、殿おひとりの罪ではなく、われら補佐の者の信念が、やはり貴公のお留守に弱められていたためでもありますが……ともかく、何か、殿にも折入って、貴公にお話し入れいたしたいと仰せられています。それがしとともに、ご同道くださるまいか」
「参ろう。そうお気づいて下されば、官兵衛として、こんな欣しいことはない」
すぐ身支度して、官兵衛は城へ上がった。そして主人政職とただ二人きりで会った。そのとき政職はこう告白した。
「知っての通り、摂津の荒木村重と予の家とは、先代からの知縁。予の代になっても、切るに切られぬ縁つながりでもある。――その村重が、何事か、まだ事情はつぶさにせぬが、信長公を離れて、反旗をあげ、また三木城の別所一族を通じ毛利家を介し、この御着も呼応して、在中国の秀吉にあたれ――と割っていえば、そのように申し入れて来たわけじゃが――昨日、そちの切なる諫めを聞けば、政職として、それに軽々しく応じたことは、実に、面目ないことだ。辱じ入る次第じゃ。