Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

Lisez みみずのたはこと (みみずのたわこと) de 徳冨 健次郎 (とくとみけんじろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 265 437 caractères · 530 écrans

Aozora Bunko

そこで萱野を仕立てゝ置く家もある。然し東京がます/\西へ寄って来るので、萱野も雑木山も年々減って行くばかりである。

九月は農家の祭月、大事な交際季節である。風の心配も兎やら恁うやら通り越して、先収穫の見込がつくと、何処の村でも祭をやる。木戸銭御無用、千客万来の芝居、お神楽、其れが出来なければ詮方無しのお神酒祭。今日は粕谷か、明日は廻沢烏山は何日で、給田が何日、船橋では、上下祖師ヶ谷では、八幡山では、隣村の北沢では、と皆が指折数えて浮き立つ。彼方の村には太鼓が鳴る。此方の字では舞台がけ。一村八字、寄合うて大きくやればよさそうなものゝ、八つの字には八つの意志と感情と歴史があって、二百戸以上の烏山はもとより、二十七戸の粕谷でも、十九軒の八幡山でも、各自に自家の祭をせねば気が済まぬ。祭となれば、何様な家でも、強飯を蒸す、煮染をこさえる、饂飩をうつ、甘酒を作って、他村の親類縁者を招く。東京に縁づいた娘も、子を抱き亭主や縁者を連れて来る。今日は此方のお神楽で、平生は真白な鳥の糞だらけの鎮守の宮も真黒になる程人が寄って、安小間物屋、駄菓子屋、鮨屋、おでん屋、水菓子屋などの店が立つ。