Classiques japonais avec furigana
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みみずのたわこと
みみずのたはこと
徳冨 健次郎
Lisez みみずのたはこと (みみずのたわこと) de 徳冨 健次郎 (とくとみけんじろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 265 437 caractères · 530 écrans
其後、新橋堂の都合で、私の承諾の下に「みみずのたはこと」は他の新橋堂版の私の小説「黒い眼と茶色の目」と共に「新春」の版元福永書店に譲られました。百〇一版から福永書店の手で出し、大地震の火に焼けたのが百〇七版、復活が百〇八版であります。百八は旧を送り新を迎うる除夜の鐘の数であるのも面白い。
初版は五号活字の四六版でした。第三十九版から縮刷六号になりました。復活の百〇八版は五号四六版に復します。本文にはあまり添削を加えません。但前版巻尾の北海道紀行「熊の足跡」、京都紀行「紅葉狩」の二文は、もとよりあらずもがなの蛇足だったので、此機会に削除し、其あとに新に「読者に」の一篇を書きました。それは「みみずのたはこと」が出た大正二年から今大正十二年にわたる十年間の私共の消息なり述懐なりで、即ちまた私共がみみずのたはことに捺く奥印であります。それから巻頭百〇一版の序を省き、斯新序を入れました。
插画は、前版の「書斎の窓から」、「門の前」、「蛙声」「勿来関跡」「嫩草山」をぬき、「恒春園南面」、「門」、「鍬取りて」を加え、他は旧による事にしました。
大正十二年十二月三十日