Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にちりん

日輪・春は馬車に乗って 他八篇

横光 利一

Lisez 日輪・春は馬車に乗って 他八篇 (にちりん) de 横光 利一 (よこみつりいち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 86 787 caractères · 177 écrans

Aozora Bunko

六

」

「父よ、我に兵を与えよ。」

「聞け、長羅、猪は爾の頬を脹らせるであろう。鶴は爾の顔を朱に染めるであろう。爾の母は我に猪と鶴とを食わしめた。」

「父よ、我は不弥を攻める。我に爾は兵を与えよ。」

「不弥は海の国、爾は塩を奪うか。」

「奪う。」

「不弥は玉の国、爾は玉を奪うか。」

「奪う。」

「不弥は美女の国、爾は美女を奪うて帰れ。」

「我は奪う、父よ、我は奪う。」

「行け。」

「ああ、父よ、我は爾に不弥の宝を持ち帰るであろう。」

長羅は君長の前を下ると、兵部の宿禰を呼んで、直ちに兵を召集することを彼に命じた。しかし、兵部の宿禰は、この突然の出兵が、娘、香取の上に何事か悲しむべき結果を齎すであろうことを洞察した。

「王子よ、爾は一戦にして勝たんことを欲するか。」

「我は欲す。」

「然らば、爾は我が言葉に従って時を待て。」

「爾は老者、時は壮者にとりては無用である。」

「やめよ。我の言葉は、爾の希望のごとく重いであろう。」

長羅は唇を咬み締めて宿禰を見詰めていた。宿禰は吐息を吐いて長羅の前から立ち去った。

六

奴国の宮からは、面部の形の刺青を塗り潰された五人の使部が、偵察兵となって不弥の国へ発せられた。