Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans
「なにっ」
相手の警官は、思わず一、二歩、うしろへ下った。
「――ということは、おれは偽警官の貴様をふんじばって、留置場へのおみやげをこしらえようとしているんだ。こら、神妙にせい」
佐々刑事は、いきなり相手におどりかかった。
相手の警官は、逃げるひまがなかった。佐々は、彼を、その場に押したおそうとしたが、
「おや、貴様は、何を着ているのか。うむ、鎧を着ているんだな。いよいよあやしい奴だ。神妙にしろ!」
と、ねじふせようとした。
ところが、相手は、佐々に抱きつかれたような恰好だが、びくともしなかった。
「それを知られたからには、貴様の命はもらった。かくごしろ」
ううんと、相手は、うなった。そうして、あべこべに、佐々の胴中へ手をまわし、ぎゅうとしめつけた。
「なまいきなまねをしやがる。貴様は、佐々刑事の強いのを知らないと見えるな」
相手の警官は、なかなか強かった。
のどに繃帯をまいて、かぜをひいているとか言っていたので、さぞ弱い相手だろうと思っていたが、なかなかどうして、強かった。佐々刑事は、たじたじであった。
二人は、組みついたり、離れたり、うちあったりしたが、なかなか勝負がつかない。