Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans
7 やみとひかり
「おうい、待て。薬品どろぼう、待て!」
店員と弥次馬連中が一しょになって、丸木の後を追いかけた。店をしめて、静かになったばかりの銀座は、とんだことから、火事場のようなさわぎになった。
「あれっ、いないぞ。どこへ行ったんだろう!」
「おい薬品どろぼう、こっちへ出てこい」
出て行くものもないだろうが、とにかくどこへ逃込んだか、丸木の行方はわからなくなった。
7 やみとひかり
銀座に起った怪事件については、あくる朝の新聞は、たいへん大きな見出しで、でかでかと書きたてた。
「怪人、銀座に現れ、薬屋を荒す」
「怪事件におびえた昨夜の銀座通」
「共犯者の少年、逮捕さる」
など、いろいろな見出しで書きたてられたが、「共犯者の少年」とは外ならぬ千二のことであった。
千二は、逃げそこなって、警視庁にひかれて行ったのである。
その朝刊に、もう一つ銀座の怪事件が、並んで出ていた。
「宵の銀座に、奇怪な殺人。被害者は、若きタイピスト」
各紙ともこの二つの事件は、別々の事件として新聞に並べて書きたてられた。
ただ一つ、東京朝夕新報という新聞だけは、この二つの事件を一つと考えていいような風に、記事を書いた。