Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かせいへいだん

火星兵団

海野 十三

Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans

Aozora Bunko

33 大襲来

何が、幸いになるかわからない。はははは」

なるほど、佐々刑事の言う通りであった。しかし、彼は、なんという豪胆な刑事なんであろうかと、先生は、改めて感心した。

33 大襲来

新田先生は、佐々刑事から火星人のことについて、もっとたくさん聞きたかったが、その時、佐々は何かの音におどろき、

「じゃあ、また後で、もう一度来る!」

と言捨てたまま、新田先生をそこにおいて出て行ってしまった。

穴の中は、またもとの闇にかわった。そうして、また心細いこととなった。

それから、かなり長い時間が過ぎた。

新田先生は、穴の中で空腹を感じながらも、今に何ごとかが、起るだろうと待構えていた。

その時刻のことは、はっきりしなかったが、とにかく、かなり夜更になって、新田先生は、ごうんごうんという遠雷のような響を耳にした。

「あっ、いよいよ来たなっ!」

と、先生は、穴の中に、居ずまいを直した。火星のボートが、いよいよこの山中目がけて、やって来たのであろう。

ごうんごうんという怪音は、先生の耳のせいか、だんだん大きくなって来るようであった。火星のボートが、ますます近づいて来たのであろう。