Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans
入口の方へふりむくと、そこへかけこんで来たのは、佐々刑事と、もう一人は制服の警官だった。
「おう、手荒いことをやったな」
と、新田先生の倒れている姿をみとめ、丸木の正面にまわり、
「おや、お前は例の崖下で見た、首のない化物だな。いいところでお目にかかった。おい君、綱をつかって、こいつをふんじばってしまおう」
と、連の警官に目くばせした。
丸木は、うーう、うーうとうなっている。新田先生一人さえ、かなりもてあましぎみだったのに、今度は二人の新手が飛出した。ことに佐々刑事とは、この前、崖下で組打をやり、その時首を落されてしまったのである。これはわるいところへ、にが手がやって来たものと、丸木はちょっと困っているらしい様子が見える。
「おお、静かにしろ。出来なければ、これをくらえ」
佐々刑事は、綱を輪にして、ぴゅうっと、丸木の肩へうまくすっぽりとひっかけた。そこへ、また連の警官が、もう一本の綱をひっかけたので、両方からひっぱられて、丸木の腰はぐらぐらになった。が、彼も怪物である。また首を肩の上にのせると、獣のように、うおっと吠えた。
怪物丸木と、佐々組の二人との決闘であった。