Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かせいへいだん

火星兵団

海野 十三

Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans

Aozora Bunko

火星人は、大きな強い胴を持っていて、背も我々人間と同じくらいだ。それから、ちゃんと人間と同じような首を持っている。もっともその首は、よくころげ落ちるので、ちょっとへんだが……」

と、そこまで言うと、先生の話を聞いていた火星人は、急にからからと笑い出した。

「何がおかしい」

「いや、それでわかった。あなたの言うのは、火星兵団の隊員のことだろう」

「君たちは、火星兵団を知っているのかね」

「もちろん知っているよ。しかし、人間なんて、ばかなものだね。私たちと火星兵団の隊員とが、同じ火星人だということに気がつかないのかしら。ほっ、ほっ、ほっ」

「君たちと火星兵団の隊員とは、同じ火星人だって?」

新田先生は、どうしても信じられないと言う顔で、地底の怪物に問返した。

「ほっ、ほっ、ほっ。まあ文化の低い地球人類には、そのわけがわからないのも無理ではないがね。ほっ、ほっ、ほっ」

怪物は、檻の中で、からだを奇妙にくねらせて笑うのであった。それは、まるで川岸に生えている蘆が、風にゆれるようなかっこうであった。

「そのわけを話したまえ。でないと、私は君たちを助けるのを、やめてしまうかも知れないよ」