Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans
42 人間ぎらい
と、新田先生は三度感心の声を放った。
「さあ、あなた、感心ばかりしていないで、私たちを早く助けて下さいよ、ねえ」
と、檻の中の火星人が、先生にさいそくをした。
「おお、そうだ。こうなる上は、善良な君たちを、ぜひ助けてあげたいが、一体蟻田博士は……」
と言っている時、後で咳ばらいが聞えた。
42 人間ぎらい
「何だ、新田じゃないか。お前はけしからん奴だ」
と、しわがれた声が、先生の背中の、すぐ後でした。
「あっ、蟻田博士!」
いつの間に、ここへはいって来たのか、蟻田博士が、先生の後に、ぬっと立っていた。
「博士、どうしてここへ?」
「どうしてここへ? ふん、あたり前だ。ここは、わしの研究所なんだからな。他人のさしずを受けるものか」
と、博士は相変らず、気みじかで、ずけずけした口をきく。
その時、新田先生は、久方ぶりに見る博士の姿が、この前見た時とは違い、大へんやつれているのをいたましく思った。すなわち、腰はまがり、顔はさらにやせ、真白の頭髪はぼうぼうとのび、あのかっこうよくかりこんであったあごひげも、のびほうだいにのびて、すり切れた竹箒のようになっていた。
(どうしたのだろうか。