Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かせいへいだん

火星兵団

海野 十三

Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans

Aozora Bunko

そうして今にもこわれそうに、ものすごく震動する。そのたびに、

(もう、いけないのじゃないか)

と、新田先生は気が気でない。

だが、いつも、蟻田博士の用意しておいた遮蔽網は、怪力線をくいとめる。

「新田、どうした、早く撃てというのに……」

博士のさいそくだ。

先生は、

「ただ今……」

と、こたえる。

が、引金を引くいい時が、なかなかやってこない。敵の艇と、あまり近くによって、ぐるぐる空中戦をやっているため、敵の艇が狙いにはいって、さあ撃とうと思うとたんに外れてしまうのである。

「ガス砲は、撃放しにせよ。味方は一機だけ、敵は多い。どれにでも当ればいいのだ」

博士のことばに、はげまされて、先生は思い切って引金を引放しにしていると、当るわ当るわ、たちまち敵の二台は煙をあげてふらふらとおちだす。

そうなると、のこりの一台は、さすがに気おくれしてか、火星兵団の本隊のいる方へ、かじをとってにげだそうとした。

「待て、にがすものか」

小気味よい追撃で、その一台もとうとう黄いろい煙をふきだして下界へ……。

59 命中また命中

火星の宇宙艇五台は、蟻田博士のため、みんな撃墜されてしまった。