Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans
72 大団円
新王ロロが、お待ちかねでございます」
博士は、それを聞いて、たいへんよろこび、
「ああ、それは、おめでたい。それでこそ、わたしたちの骨おりがいが、あったというものです。さあ新田、千二、新王ロロに、おめでとうを言いにいこうではないか」
「はい、おともしましょう。千二君も、いくだろうね」
「ええ、先生、いきますとも。火星国の王城というのは、どんなところだか、早く見たいですね」
そこで三人は、新王ロロのつかいの者に、あんないをたのんで、そのうしろから、ついていった。
洞窟の外には、うつくしい色にぬられた小舟のようなロケットが、待っていた。
三人は、それにのりこんだ。
するすると音がして、波形の大きなふたがひきだされ、千二たちのあたまの上を、おおった。なんだか、莢えんどうのような形になった。
ロケットは、たいへんのりごこちがよく、見る見る空中にとびあがり、雪をかぶっている山の上をとびこし、それから、緑のもうせんを、きちんと、ごばん目にしきつめたような緑地帯の上をはしりぬける。すると、その向こうに、こんもりとしげった、たいへん大きな森林が見えて来た。つかいの者は、その森をゆびさし、