Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くろだじょすい

黒田如水

吉川 英治

Lisez 黒田如水 (くろだじょすい) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 163 639 caractères · 325 écrans

Aozora Bunko

……そうか、なるほど。早馬で次々先触れしたものだな」

「何しろ往来はきびしゅうございまする。ご城下に住むてまえどもでも、ご領外へは一歩も出してくれませぬ」

「さもあろう。領内の状況が、織田家へつつぬけでは工合がわるい」

「いよいよ織田方との合戦になりましょうか」

「それは、村重どのの心一つだが……。すでに、信長公に対し、反旗をひるがえしたからには当然戦う覚悟であろうな」

「三木城の衆や、毛利家のお使いは、のべつ城門へ入っているような様子で」

「三木城の者は山越えで入って来るだろうが、毛利衆はどこから来るの」

「海から上がって参りまする。本願寺の衆なども」

「旺んなものだな。村重殿の鼻息も荒かろう。……だが新七、おぬし長く伊丹に住み、城内のご用も勤めておる者ゆえ、何かと噂は聞いておろうが、一体、荒木村重ほどの者が、何が原因で、俄に、毛利家へ款を通じ、信長公へ弓を引く心になられたものか。……そちは何か聞いていないか」

「いや、それに就いては、世間の噂も区々でいろいろにいい囃されておりまする」

「たとえば、どんな事を」

「村重様の戦功と、ご出世をそねんで、明智日向守様が、ひそかに信長公へ讒したのが因だとか。