Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くろだじょすい

黒田如水

吉川 英治

Lisez 黒田如水 (くろだじょすい) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 163 639 caractères · 325 écrans

Aozora Bunko

もし、わが子官兵衛が獄中に殺さるるとも、それ君命に殉ずるは武士の本分。宗円とてなに悔もうぞ。……それを恋々小情の迷いにとらわれ、いまもしわが姫路の一党が、信長公と結べる一たんの盟いを破棄し、義に背き信を捨て去らんか、たとえふたたび官兵衛がこれへ生きて還ろうとも、われらの上に武門の名もなし誇りもなしじゃ。ただ辱を負うて武人の中に禄を拾うて生くるに過ぎず、人と生れさむらいの道に立ち、何の生きがいやあるべき。……迷うまでもないことよ。官兵衛は見殺しにせい、きっぱり思い捨てて策を立てい」

隠居宗円はそういって、すぐ奥へもどってしまった。あとに粛たる大勢が涙をすすり合うのも聞えぬ振りして――

熊野牛王の誓紙は実にこのあとですぐ持ち出されたのであった。そして十三名が血判した。

「ご隠居さまのお覚悟を慥と伺ったからには、もう百人力というものである。織田方には二心なしだ。飽くまで荒木村重の曲を撃たずにおくものではない。――さりながらまた、臣として、獄中の主を見ごろしに捨て去らんなどは思いもよらぬこと。われら十三名は、各※(二の字点、1-2-22)すがたを変えて、敵地の伊丹城中に潜伏し、たとえいかなる臥薪嘗胆の苦難をしのぶとも、八幡大菩薩、産土の神も照覧あれ、臣等の一命に代えても、かならず官兵衛様の身を救い出してみせる」