Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
それでもわたしはいく
それでも私は行く
織田 作之助
Lisez それでも私は行く (それでもわたしはいく) de 織田 作之助 (おださくのすけ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 708 caractères · 181 écrans
部屋の下を流れるせせらぎの音は、まるで小郷の苦悩を刻むように、耳について離れなかった。
小郷はこの苛立たしいせせらぎの音から逃げ出したくなって、君勇を伴って、桔梗家を出た。
そして、花見小路に最近出来た「京都プルニエ」で食事を済ませて、勘定を払おうとすると、財布がないことに気がついた。
「あてが持ってまっさかい」
君勇はハンドバッグの中から、金を取り出しながら、ふと別れた旦那の三好のことを思い出した。
「あては、こうして、御馳走食べてるのにあのひとは……」
と、思うと何か済まない気がした。
「――あてのこんな姿を見たら、あのひとはどない思うやろ」
鶴雄へのひそかな義理立てから、鈴子の身代りとなって、小郷に身を任したことが、今は情なかった。
「――こんないやな男に……」
一晩中自由にされていたかと思うと、殺してもなおあきたりないくらい、小郷が憎くなって来た。
「プルニエ」を出ると、やがて小郷と君勇は四条通りを歩いて、京極へ来た。
ある映画館の前まで来ると、小郷はいきなり足を停めた。
アトラクションに出演している望月三郎の名を見つけたのだ。
小郷は何思ったのか、