Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

みみずのたわこと

みみずのたはこと

徳冨 健次郎

Lisez みみずのたはこと (みみずのたわこと) de 徳冨 健次郎 (とくとみけんじろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 265 437 caractères · 530 écrans

Aozora Bunko

近頃畜犬税がやかましいので、子供を縁づけるに骨が折れる。徒歩でも車でも出さえすると屹度跟いて来るが、此頃では東京往復はお婆さん骨らしい。一度車夫が戻り車にのせてやったら、其後は車に跟いて来て疲れると直ぐ車上の儂等を横眼に見上げる。今一疋デカと云うポインタァ種の牡犬が居る。甲州街道の浮浪犬で、ポチと云ったそうだが、ズウ体がデカイから儂がデカと名づけた。デカダンを意味したのでは無い。獰猛な相貌をした虎毛の犬で、三四疋位の聯合軍は造作もなく噛み伏せる猛犬だったので、競争者を追払ってずる/\にピンの押入聟となった訳である。儂も久しく考えた末、届と税を出し、天下晴れて彼を郎等にした。郎等先生此頃では非常に柔和になった。第一眼光が違う。尤も悪い癖があって、今でも時々子供を追かける。噛みはせぬが、威嚇する。彼が流浪時代に子供に苛められた復讎心が消えぬのである。子供と云えば、日本の子供はなぜ犬猫を可愛がらぬのであろう。直ぐ畜生と云っては打ったり石を投げたりする。矢張大人の真似を子供はするのであろう。禽獣を愛せぬ国民は、大国民の資格が無い。犬猫をいじめる子供は、やがて朝鮮人台湾人をいじめる大人である。