Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans
火星人はたいへんに喜んだ。そうして全身をふるわせつつ、自分の体を博士の体にすりよせた。
「蟻田博士、ありがとう、ありがとう」
よほど、うれしいらしい。
博士は、にこにこ笑って、その病める火星人に、ゆっくり体を休ませるように言った。そうして、火星人が、そこに寝ると、その火星人の体の上に、きれをかけて暗くし、それから、どういうわけかその火星人の足を、水をいっぱい張った大きな洗面器のようなものの中に、つけさせたのであった。
それを見ていた新田先生は、また不思議に思った。
「火星人の足を、水につけたりして、一体どうしたわけですか。おまじないなんですか」
と、新田先生は尋ねた。
すると博士は、首を左右に振って、
「いや、これはおまじないではない。こうすることによって、火星人はさらにいきいきとして来るのだ」
と、博士は妙なことを言った。まるで、植物の根に水をあたえて、いきいきとさせるようなことを言った。
「え? 博士の言われることが、よくわかりませんが」
「わからないと言うのか。ふん、君にはそこまでわかるまい」
43 寄生藻
蟻田博士の手当がうまくいったのか、病気の火星人は、その後すやすやと眠り出した。