Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans
あとは、テレビジョンと同じに、再び物の形にして、景色が見える。これも蟻田博士の発明品だった。
この光電眼をつけた鳶は、二百メートルの高さのところから、火星の宇宙艇の基地をにらんでいた。宇宙艇の全部がとびだしたところが、この光電眼を通じて、観測員に、よく見えた。
「隊長、いよいよ全艇そろって、まい上りました。あとに、宇宙艇は、一つも、のこっていません」
「そうか。よろしい。どうも、蟻田博士の予言したことが、いちいちそのとおりになるねえ」
「はあ、そうですかねえ」
「いまに、全艇が、高空から、われわれめがけて、まい下りて来るだろう。これも博士の予言だ」
「ははあ、博士は、そんなことまで、見とおしていられるのですか」
どこまで、えらい蟻田博士であろう。
このように、えらい博士を、おかしいと思っていた大江山課長は、ときどき、それを思い出して今でも冷汗が出る。
「ああ、博士ですか。全艇そろって、ただ今、高度一千メートルのところを、急上昇中です。よろしいですか」
大江山は、とびあがった火星の宇宙艇の様子を、刻々に、博士のところへ、電話でつたえるのであった。
博士は、どこにいるのであろうか。