Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans
わしが、苦心をして作った原子弾エンジンをつかっている世界無比――いや、ことによると、外の遊星にも、あまり類のない飛行艇じゃ。小型のくせに、今までのロケットなどの速度よりも、十倍でも二十倍でも早くなる。空気のないところへ出れば、もっと桁ちがいの快速度が出る」
「それが、どこから、とび出したのですか」
「研究所の横に、崖があったね。あの崖をつきぬけて、とびだしたのだ」
「じゃあ、今、窓の下にみえる市街は、東京市なのですか」
「そうじゃ。もう今は通りすぎて見えないが、あれは東京市じゃった。――そんなことは、おどろくに足りないが、この大空艇のすばらしい性能は、地球の引力圏外にとびだしてみれば、はっきりわかるのだ」
「え、引力圏外へ? すると、火星までも、とべるわけですか」
新田先生は、目をまるくして、このおどろくべき新飛行艇の中を見まわした。
新田先生は、感心している。なんというすばらしいこの大空艇であろうか。
そういえば思いだしたが、このまえ、地底に変な長細い部屋が、しきってあると思った。あの時見た魚雷のしっぽのようなものは、実に、この大空艇の尾部だったのか。
だんだん見ているうちに、これが空飛ぶ大空艇であることが、はっきりしてきた。