Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かせいへいだん
火星兵団
海野 十三
Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans
と、先生は、はじめて、安心のいろをうかべた。
しかし千二には、なんのことやら、わけがわからない。千二は、先生のそでをひいた。
「先生、どうしたのですか。なにが、安心なんですか」
「ああ千二君。ロロさんとルルさんなら、こういうわけだ」
と、そのときのことを、かいつまんで千二に説明した。
「そうですか。博士はこの前、火星へいったとき、この二人の遺児をたすけて、地球へつれてきたのですか。すると、博士は、この二人の火星人には、大恩人なんですね」
「そうだ。だから、火星兵とは、ちがうのだ。安心していいよ」
「でも、このロロさんとルルさんは、火星兵と同じすがたを、しているではありませんか。なぜでしょう」
「なるほど、これはどういうわけかな。ひとつ、博士にうかがってみよう」
先生が、このことを博士にききただすと、博士は、
「いや、地球と同じ空気の中では、こうしたものを着ていないと、からだにさわるのだ。わしは、火星兵が着ているのに似せて、特別製のを作ってさしあげたのだ」
と言った。
大空艇の中は、だいぶん、にぎやかになった。博士と先生と、ほかに千二が加わり、今またロロ公爵とルル公爵という二人の火星人があらわれて、一行は五名となった。