Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かせいへいだん

火星兵団

海野 十三

Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans

Aozora Bunko

「博士、いま向こうのやみの中で、なんだか、きらきらと光るものが、よこにとびました。流星のようでもありますが、よこにとびました」

すると、博士はうなずき、

「そうか、どのへんかね」

「あのへんです」

と、先生が窓から外をゆびさした。

「よろしい。暗視テレビジョンで、のぞいて見れば、すぐわかる」

博士は機械室の暗視テレビジョンをかけた。すると、その映写幕の上に、まっくらな外のありさまが、まるでひるまのように、ありありと写った。

見よ、岩山のかげから、しきりにぎょろぎょろと目を光らせている怪物がある。それも一つや二つでなく、かなりかずが多い。光っているのは彼等の目であった。

カリン岬の岩山のかげから、こっちをのぞいている気味のわるいたくさんの目!

「ふん、やっぱり、丸木のやつ、わしたちを見つけたな」

と、博士は、暗視テレビジョンを、うごかしながら言った。

「ああ、やっぱり火星兵団でしたか」

と新田先生は、こぶしをにぎる。

「それでは、やっぱり、僕たちは戦争をしなければならないわけですね」

千二は、さっきから、しきりと、ふき矢をいじっている。早く、ぷうとふいてみたくて、たまらないらしい。