Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かせいへいだん

火星兵団

海野 十三

Lisez 火星兵団 (かせいへいだん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 307 889 caractères · 618 écrans

Aozora Bunko

と言われた怪ロケットの出発するところだったらしいので、さっそくこれは東京へ帰って、別な方面から調べたがいいと思ったからである。

両国駅のホームで電車から下りた新田先生が、階段を下りて外に出ようとした時、

「やあ新田さん、どうしました」

と、声をかけられた。

その声のする方をふり向いて見ると、そこには背広服の紳士が立っていて、やあと帽子を取った。

「やあ――」

と、新田先生は挨拶を返したが、その紳士の顔は、どこかで見たおぼえがありながら、どうも思い出せなかった。

「はて、あなたは、どなたでしたかしらん」

「おや、もうお忘れですか。私は、捜査課長の大江山ですよ」

「ああ、そうだ。大江山課長でしたね。いや、これは失礼しました」

と、先生は、その失礼をわびたが、その後で首をかたむけ、

「しかし、どうもおかしいですね。僕がお目にかかった大江山さんは、もっとお年をめしていた方のようでしたが……おつむりなども、きれいさっぱりと禿げておられましてね」

それを聞いて、大江山課長は、苦笑した。そうして課長は、新田先生の耳のそばへ口をよせると、低い声で、

「いや、はげ頭は、あれは、私が変装していたんですよ。