Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くろだじょすい

黒田如水

吉川 英治

Lisez 黒田如水 (くろだじょすい) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 163 639 caractères · 325 écrans

Aozora Bunko

「むかし後漢の呂布が愛していたという赤兎にも勝りましょうな。書写山とは、馬の名もよし、安土のお厩を出たものなら鞍縁起も上々吉。きっとよい出世いたしましょう」

と、心から嬉しそうであった。それを見て秀吉も、縁へ上がって、元の座にもどり、なお、眺め合って、

「働けよ、この上とも」

と、励ました。

官兵衛は更に一礼した。そしてやがて、庭垣の彼方へ向って、家臣の母里太兵衛の名を呼びたてた。何事かと、太兵衛が駆けて来ると、

「上月城の働きも、先頃、毛利の水軍を追い退けたときの功も、実に、そちの忠勤には目ざましいものがあった。これは今、筑前様から拝領した名馬だが、戦功へ下すったものゆえ、これはそちに譲ってつかわす。筑前様へ、よろしくお礼を申しあげたがよい」

と、あっさり与えてしまった。

母里太兵衛は、余りの過分に、歓びを越えて茫然としていたが、手綱を押しいただくと、ぼろぼろ泣いていた。

秀吉は心のうちで、官兵衛の器量をもう一応も二応も見直していた。

「この男、家臣のつかい方も、なかなか心得ておる。それだけに、使うにはちと難しいな」――と。

友の情け

一

三木城の嶮とその抵抗力は、歯肉に頑強な根を持っている齲歯にも似ている。