Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
くろだじょすい
黒田如水
吉川 英治
Lisez 黒田如水 (くろだじょすい) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 163 639 caractères · 325 écrans
「どうもそれがほんとではないかと考えられます」
「あらましは読めるな。――ところでまた、安土からのご使者などは、屡、伊丹城にみえるようか」
「ここ数日は絶えましたが、ご謀反と知れ渡ると、頻々、お諭しの使者が来られたようでした。松井友閑様、明智光秀様、そして万見仙千代様なども、安土のお旨をうけて、幾度か来ては説き、説いては空しくお立ち帰りになったとか伺っておりまする」
「いやよく聞かせてくれた。城中に入る前に、そちに会ったのは、寔によい都合だった。尠なからず官兵衛の用意にも相成った。新七、礼をいうぞ」
「ともあれ、まことにむさぐるしい家ですが、てまえどもまでお越しの上、お支度なりしばしご休息なりと遊ばして下さいまし」
「このたび伊丹へ来たのは、前の折とはちがい、旅すがらの途中ではない。すぐ城中へ罷らねばならぬ。もし思うように用向きがすんだときは、帰りにぜひ立ち寄るであろう。……どれ、きょうのうちにもその決着を得たい。新七、先へ行くぞ」
腰をあげると、自ら馬を解いて鞍に移り、せっかく迎えに出ていた新七をあとに捨てて伊丹の町へ入り、そのまますぐ城門へ向っていた。