Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くろだじょすい

黒田如水

吉川 英治

Lisez 黒田如水 (くろだじょすい) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 163 639 caractères · 325 écrans

Aozora Bunko

さるを各※(二の字点、1-2-22)には」

「だまれっ。それがおぬしの陰謀だ。わしらお家を憂うる者どもは、その陰謀に毒されまじと、おぬしの織田説には敢て、雷同いたさんのじゃ」

「しばらく、私にいわせてください」と、こんどは慇懃に、老臣の言をなだめて――「すでに殿には、神明にお誓いあって、小寺家の向背は、汝の信念にまかせんとそれがしに対しても、ご誓約を下しおかれてあるのですぞ」

「……?」

意外な、といわぬばかりな愕きを人々は眼にこめて、主人政職の方を見た。嘘かほんとか、政職は否定しなかった。官兵衛もまた政職の面にちらと眼を向けた。その眼はまるで彼を睨まえているようだった。

「時の危局を未然に察し、事にあたってうろたえなきよう、日ごろにおいて、主君に忠言を呈し、誤りあれば、面を冒しても諫言をすすめ参らすは、臣の勤めであり、わけて家老の職分と存ずる。何らやましき心はない。また陰謀をたくらむならば、かかる席で公言はいたさん。小川殿、蔵光殿、ほかの方々も、その辺はご安心あってお聞きねがわしい」

「聞けとは何をか」

「それがしの信条を」

「おぬしの説は、織田一点張りと知れきっておるではないか。