Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くろだじょすい

黒田如水

吉川 英治

Lisez 黒田如水 (くろだじょすい) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 163 639 caractères · 325 écrans

Aozora Bunko

当初より官兵衛様は亡きものとしても、松千代様はご無事を得るものとしておられている御本丸様(官兵衛の父宗円をさす)のご落胆は拝察するもお傷わしいが……今は嘆いている場合ではない。この口惜しさを、むろん天の鞭ともなそう。石に齧りついても、わが殿を伊丹城の獄屋よりお救い申しあぐるこそ、われらの急務というもの。それ以外はよそ見もいたすまいぞ」

「そうだ。一念、それのみに、奮いかかることだ」

三原右助も共にいった。――とはいえさて、それでは何の策があるかとなると、遺憾ながら、はやここへ来てからみな半歳の余になるが、いま以て、伊丹城内へ忍び入って獄中の主君に近づくべき方策や手懸りは、まったく見出せないのであった。

ただ一つの恃みは、白銀屋新七は、いわゆる武具師として、城中の用達もしているので、いつか城内へ行く機会が生じるのではないか。そのときには、弟子ともなり職人となって、この中の一名でもが城中に入れれば――と密かに待っているものの、容易にそんな機会も来そうでない。

この夜もついに一同は、むなしく別れるほかなかった。そして再会の日にはと、なおあらゆる手段と手懸りを各※(二の字点、1-2-22)求めあうべく立ち別れたが、その帰途、新七がひとりわが家へ急いでいると、町の入口で、呼びとめる者があった。