Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くろだじょすい

黒田如水

吉川 英治

Lisez 黒田如水 (くろだじょすい) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 163 639 caractères · 325 écrans

Aozora Bunko

だが、不幸にも、その、よもやと思っていたことのほうが中っていた。程なくこれへ、激昂した家臣の一群がどやどやと来て、大廊下にひざまずき、みな涙をふるって、たった今、掻き斬って来たばかりの賀相の首をそこへおいて、一同から小三郎に詫びた。

「今朝ほどから腑におちぬご容子を見ておりましたところ、果たして賀相殿には、何とかして生命を助からんものと思われたか、お櫓の下に火を放けておられるのです。余りなるご卑怯につい激して、かくの通りわれわれの手でお首にいたしてしまいました。――お詫びには、一同の者もここで腹を切ってお供を仕りますれば、何とぞおゆるし下さいませ」

哭きむせぶ者もあるし、早くもふところを打寛げて、自刃しようとする者もある。

「待てっ。お汝らは一人とて、勝手に死ぬことはゆるさぬ」

小三郎は叱咤して制した。

「何のために今日、小三郎一族どもが歓んで腹を切るかを思うてみい。その歓びを少しなりと大きくいたしてくれよ。叔父御の振舞は、別所一族の名に、可惜、一点の泥をなすったもの、もし天がこれを見れば天も誅し、地これを知れば地も怒ろう。お汝らが手にかけたとはいえ、それは予に代ってなしたものだ。