Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
Leggi 暗黒日記 (あんこくにっき) di 清沢 洌 (きよさわきよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 93.322 caratteri · 188 schermate
十月六日(水)
そのとき岡田啓介(海軍大將、二・二六事件当時の首相)が「戰爭はどこもパッとしないようだが」というと、東條は興奮して、「あなたは必勝の信念がないんですか」とプッと立ったという。
また、若槻礼次郎(元首相・元民政党総裁)が、「作柄が心配だ」というと、東條は、「われら閣員は何を食わなくても、一死奉公やるつもりだ」と、これまた興奮したという。彼は議会でも、どこでも、興奮ばかりしている男だ。イエス・マンだけを周囲に集めるのは、そうした性格だからだ。
十月六日(水)
晝、日本倶樂部で「捕虜について」という講演を、小田島(薫)大佐(捕虜管理局課長)に聞く。その話――
京城、青森、神戸あたりで「敵が憎い」と群集の中から踊り出て、捕虜に乱暴するものがあった。台湾で、ある兵士が、ウエンライトのところに行き、「こん畜生、同胞の仇だ」と言って、ポカポカ殴ったという。
日露戰爭では捕虜を優待した。が、今回の戰爭では従來の捕虜に関する規則は御破算にして、「国際法に反せざる限り」嚴格に取締ることにした。日本は捕虜に関する條約は、「国体に合わざるもの」として御批准を得なかった。
敵の捕虜はみな必勝の信念をもっている。