Classici giapponesi con furigana
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
Leggi 暗黒日記 (あんこくにっき) di 清沢 洌 (きよさわきよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 93.322 caratteri · 188 schermate
一月二十三日(火)
一月二十五日(木)
昭和二十年の議会――この年で戰爭が片づくといわれるとき、大臣からは一切の憂慮すべき事態は発表されぬのである。
一月二十三日(火)
隣組の小島さんの母親が死んだ。その棺桶を返還することを條件として、融通してもらったそうだ。死体が燒けないということは、よほど前から言われていた。が、棺がなくてそれを何回も使うというのは、いよいよ時局を反映する。
青柳篤恒「極東外交史概論」をよみ終る。早稻田の教授だが、支那語ができるだけ、文章もよく面白し。他のものより公平だが、大隈の乾分として二十一ヵ條要求の弁護などは、自家撞着である。
宮崎滔天の「三十三年の夢」を読む。日支関係が浪人によって始められたのは、不幸であった。宮崎の純な気持ちは十分にわかるけれども。
一月二十五日(木)
昨日、技術院総裁八木秀次博士、議会で答弁して言った。
――最近、必死必中ということが言われるけれども、必死ではなくて、必中であるという兵器を生みだすことが、われわれかねての念願なのである。が、これが十分に活躍する前に、戰局は必死必中の神風特攻隊を必要とするに至ったことは、技術当局として誠に慚愧にたえず。