Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あんこくにっき

暗黒日記

清沢 洌

Leggi 暗黒日記 (あんこくにっき) di 清沢 洌 (きよさわきよし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 93.322 caratteri · 188 schermate

Aozora Bunko

四月二十四日(月)

四月二十五日(火)

四月二十六日(水)

ところが、その国境突破の反響がよく、西アジアのほうからもそうしたニュースがあったというので、今度は東條自身が乘気になり、陣頭に立って宣伝を命令しているとか。知識をもたず、目前の現象で動いている、東條らしい話だ。

四月二十四日(月)

医者の話――彼は徴兵檢査官だが、適齢者の九八%まではとれとの命令だという。僕らからみれば、こんな身体はとても働けないというのもとる。家に居れば多少なりとも増産に役立つ。徴兵されれば病気になるのは必然だが、そのため国の費用が一ヵ年一千円はいる。命令だから仕方なくやっているが、何をやっているのかわからないよ、と。

四月二十五日(火)

さいきんキリスト教主義学校にまつわる悲劇が多い。同志社大学の湯浅(八郎)総長の辞職は勅語の読みちがいといったことであり、立教大学の木村校長も勅語を読むとき、壇の中段でしたとか、なんとかいったことであった。先ごろの青山学院の笹森院長の事件も、愛国心に結びつけたものであった。それから立教大学の図書館長はカーネギー財団と何らかの関係があったが、官憲のひどい迫害があって自殺したそうだ。

四月二十六日(水)

二六会の主催者小林一三氏來らず。