Classici giapponesi con furigana
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とらのきば
虎の牙/透明怪人
江戸川 乱歩
Leggi 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 193.761 caratteri · 388 schermate
」
怪老人は熱にうかされたように、とほうもないことを、しゃべりながら、明智の前を、あるきまわるのです。
「だが、いそがねばならぬ、うっかりしていると、きみのような、じゃまものが、あらわれるからね。まだわしは、四人の透明人間を、つくったばかりだ。第一号、第二号、第三号、第四号、この第四号は、きみも知っているとおり、子どもだ。大友という、なまいきな子どもを、透明にしてやった。
ところで、そのつぎの第五号はだれだと思うね。ウフフフ……、明智君、わかるかね、それは、ほかでもない、きみじゃよ。名探偵明智小五郎が、透明人間第五号になるのだ。すきとおった名探偵どのが、できあがるのだ。そして、きみは、このわしの手下になりさがるのだ。わかったかね。いや、きみばかりではない。透明人間第六号はだれだと思うね。第七号はだれだと思うね。中村係長も、黒川記者も、きみのかわいがっている、小林少年も、わしに手むかうやつは、かたっぱしから、透明にしてやるのだ。
ワハハハ……、ゆかい、ゆかい。わしの発明が、こんなゆかいなものだとは、今のいままで、気がつかなかったよ。オイ、明智先生、こわくはないかね。