Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
Leggi 三国志(八) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 195.604 caratteri · 391 schermate
近代の読書人に対しては何としても余りに怪力乱神の奇異を語るに過ぎなくなるからである。ただその点において救われ得る道は、ただ一つ詩化あるのみであった。その点は原書も大いに意を用いたらしく思われるが、私の場合も、一種の民族的詩劇を描くつもりで書いていった。同時に、そうした妖しき粉彩も音楽も、背景も一切削除するなく、原書のまま書きすすめた。
ちと横道へそれたが、中国の民衆が、時経つほど、いかに孔明を神仙視したかという話では、唐代になってからでも、こんな挿話がひろく行われていたのを見てもわかる。
――唐ノ頃、盗アリ、先主ノ墳ヲ発ク。盗数名。斉シク入リシニ、人アリ、燈下ニ対シテ碁ヲ囲ムモノ両人、側ニ侍衛スルモノ十数名ヲ見ル。
盗、怖レテ拝ス。其時、座ノ一人、顧ミテ盗ニ曰ク。汝等、能ク飲ムカト。
而シテ、各※(二の字点、1-2-22)ニ美酒一杯ヲ飲マセ、マタ玉帯数条ヲ出シテ頒ケ与ウ。
盗、畏震シテ、速ヤカニ坑ヲ出デ、相顧ミテ、モノヲ云ワントスレバ、唇ハ皆、漆ニ閉ジラレテ開カズ、手ノ玉帯ヲ見レバ、各※(二の字点、1-2-22)、怖ロシゲナル巨蛇ヲ掴ミテアリシト。