Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぶんしちもとゆい

文七元結

三遊亭 円朝

Leggi 文七元結 (ぶんしちもとゆい) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 15.240 caratteri · 31 schermate

Aozora Bunko

九

九

主人「私共も随分大火災でもございますと、五十両百両と施を出した事もありますが、一軒前一分か二朱にしきゃア当りませんで、それは名聞、貴方は見ず知らずの者へ、おいそれと百両の金子を下すって、お助けなさるという其のお志というものは、実に尊い神様のようなお方だッて、昨夜もね番頭と貴方のお噂を致しましたなれども、お名前が知れず、誠に心配致しておりましたが、ようやくの事で解りましたから、御返金に参りましたが、慥か此れは角海老さんとかで御拝借の財布だそうで、封金のまゝ持って参りましたから、そっくりお手許へお返し申します。」

長「えゝ」

と手に取上げて考え、

長「金子が出たんですか」

主「ヘエ、金子は奪られは致しません、此者より先きに宅へ届いて居りましたから二重でございます」

長「ムヽ…じゃア此の人は奪られねえのかえ、冗談じゃアねえぜ、え、おう、己アお前のお蔭で夜ぴて嬶に責められた……旦那ア間違だって程があらア」

主人「此者も全く奪られたと思ったので、誠に何うも何んともお礼の申し上げようはございませんが、金子は其の儘お受取りを願います」

長「だがね、これを私が貰う