Classici giapponesi con furigana
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いあいしゅう
遺愛集
島 秋人
Leggi 遺愛集 (いあいしゅう) di 島 秋人 (しまあきと) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 50.488 caratteri · 102 schermate
お願いしました。その返書と一緒に絢子夫人の短歌三首が同封されてあり私の作歌の道しるべとなってくれました。
短歌を詠み続けて七年になりました。初めて私の作品をとりあげてくれ批評をしてくれたのが前坂和子君です。三田高校在学中の事で三年生の文化祭に一冊の小冊子として、出品してくれました。その名を「いあいしゅう」と付してあり、この歌集に「遺愛集」として生かしたのです。これは前坂君への感謝の心と私の作歌を愛しむ心とを合せたものです。
夜の更けるまで教育課長さんと語りあっても話がつきない思いです。僕は生かされて得た心でしみじみと思うことは、人の暖かさに素直になって知ったいのちの尊さです。厚意の多くに甘え切って裸になって得たよろこびの愛おしい日日のあったことがとてもうれしいと思います。
前坂君の花の差入れは処刑の前夜もありました。花好きの僕は最後までよい花に接し得たことをよろこびます。遺品にと賜ひし赤きほうずきをわれと思いて撒と分ちぬ。母が持って来てくれた真赤なほうずきを、父、母、小川久兵衛牧師、泉田精一教誨師、前坂和子君、所長にも、僕の代りのように育てて欲しいと云って五つずつ分けました。