Classici giapponesi con furigana
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いあいしゅう
遺愛集
島 秋人
Leggi 遺愛集 (いあいしゅう) di 島 秋人 (しまあきと) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 50.488 caratteri · 102 schermate
「あとがき」に添えて
この思念が遺愛集であり、私の至り得た生命のすべてである。
昭和四十年三月
島秋人
「あとがき」に添えて
この澄めるこころ在るとは識らず来て刑死の明日に迫る夜温し。処刑前夜である。人間として極めて愚かな一生が明日の朝にはお詫びとして終るので、もの哀しいはずなのに、夜気が温いと感じ得る心となっていて、うれしいと思う。後記は前坂和子君によって書かれ、私の作歌の内容的な事は読まれると思います。
私は、あとがきに添えて刑死の前夜の感を書こうと思いました。私は短歌を知って人生を暖かく生きることを得たと思い、確定後五年間の生かされて得た生命を感謝し安らかに明日に迫った処刑をお受けしたい心です。知恵のおくれた、病弱の少年が、凶悪犯罪を理性のない心のまま犯し、その報いとしての処刑が決まり、寂しい日日に児童図画を見ることによって心を童心に還らせたい、もう一度幼児の心に還りたいと願い、旧師の吉田好道先生に図画を送って下さる様にお願いしました。その返書と一緒に絢子夫人の短歌三首が同封されてあり私の作歌の道しるべとなってくれました。
短歌を詠み続けて七年になりました。初めて私の作品をとりあげてくれ批評をしてくれたのが前坂和子君です。