Classici giapponesi con furigana
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いあいしゅう
遺愛集
島 秋人
Leggi 遺愛集 (いあいしゅう) di 島 秋人 (しまあきと) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 50.488 caratteri · 102 schermate
昭和四十二年
妹の嫁ぎし事をよろこびつつわれに刑死の日は迫るなり
よろこびを獄に知らさる嫁ぎたる末の妹十八歳なり
処刑ありし事を知らさる澄みきりて久しく青き空なりし日に
少年期さかのばりゆき憶ふ日をはてしなく澄み冬の空あり
夢なりと凍み入る獄の壁に触れ目覚めては得るいのちなりけり
夜の冷えを優しと思ふ幸を得ていのちたたるる日は迫るなり
清かりし故郷に詫びぬ冬の夜の還らぬ憶ひ優しくありて
枇杷の花白くほころび養母の来る朝空瑠璃に澄みて晴れたり
こころ今あたたかかりき人のみな凍むと云ふ夜を歌詠める身は
一日のいのちの幸とシャツ脱ぎてたためるときに匂ひて愛し
わがいのち小鳥のいのち掌にかよひ温み愛しみ初日浴みたり
昭和四十二年
師父、窪田空穂先生の御死去。
病床の和子を知り愛を結ぶ。
窪田章一郎先生
「去年の雪」の読後感想としては誠に恥かしいもので、まとまりもなく少し長くなってしまいましたが、私としては精神的な調子の波の多い中で書いたものとしてはよい方だと思うものです。
空穂先生のお誕生日に二十日後れて私の三十三才の誕生日が来ます。同じ月に生れたことだけでも何となくうれしいものです。
私は八月迄は生きたい!と思っています。