Classici giapponesi con furigana
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いあいしゅう
遺愛集
島 秋人
Leggi 遺愛集 (いあいしゅう) di 島 秋人 (しまあきと) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 50.488 caratteri · 102 schermate
昭和三十五年
私の勘に感じられる秋人君はそうした人に思えるのである。極悪罪を犯すに至った成りゆきは、私の追随に余るものである。わかる者は秋人君独りであろう。
一言でいえば、島秋人は私には悲しむべき人なのである。しかし悲しみのない人はない。異例な人として悲しいのである。
昭和三十九年五月
昭和三十五年
初めて小説新潮に投稿し佳作となり活字になった。
吉田好道様
拝復 厚意のこもったお情けのあるお手紙と図画をいただきありがとうございました。お手紙は一日の日、図画は今日受取りました。お手紙を開くと何となくなつかしい先生の匂いが感じられました。僕も香積寺のお住職と先生のお宅との不思議な仏えんにおどろきます。
先生にお手紙等さし出す事はいけない事だったと、後になってめいわくが掛かる様にならなければ良いがと後悔も致しましたが、先生や奥様からの暖かいお言葉に僕は一日の夜はおそくまで眠る事が出来ず、お手紙を読み返えし読み返えししてしみじみと厚いお情けをあじわわせていただきました。僕は満州から引揚げて来てから今日まで自分には不幸な運命しかないものだと思ってあきらめて来ましたが、世の中にはまだまだ親切な方々が居られて僕の様な罪人となった教え子でも心から暖かい同情のお心をよせて下さるかと思えば先生に対して今の僕はとても申しわけない気持でいっぱい