Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Leggi 食道楽 (くいどうらく) di 村井 弦斎 (むらいげんさい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 170.664 caratteri · 341 schermate

Aozora Bunko

第三百四十八 食医

鶏でも上肉はササ身ですが美味しいのは腿肉です。その代り腿は硬いから柔くして食べないと味が出ません。牛のスタンデンドブーフはヒレ肉より美味しいのですけれども弛るめて使う事を知らなければ硬くって味がありません。鳥や獣でも取れた場所で味が違い、一発で撃ったのと手疵を負わせたのと味が違い、網で捕ったのと鉄砲で撃ったのと味が違いますから充分に料理法を研究しなければ決して美味しい御馳走は食べられません」とこれこそ真の食道楽。

第三百四十八 食医

食道楽会の来賓は中川の説明を聞きつつ中庭の料理場を眺めて実地の模様を目撃せしが誰も皆な料理熱心なる連中とて心に発明する処尠なからず、これこそ誠に食道楽会の賜物なれと人々互に悦び合えり。程なく晩餐の用意も整いけるに主人の広海子爵会衆を聚めて開会の詞を述べぬ。子爵は先ず食道楽会の由来と将来の希望とを告げ「さて皆さん、今も申した通り全国各地に食道楽会が勃興して食物問題の研究が盛になれば我邦の人は将来何ほどの利益を享けるか知れません。我邦の事物は追々文明に向うと申しながら食物問題は今まで一向進歩しません。料理の点においては支那人にさえ一歩を譲らねばならん位です。