Classici giapponesi con furigana
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さんごくし
三国志(八)
吉川 英治
Leggi 三国志(八) (さんごくし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 195.604 caratteri · 391 schermate
れて、これを第一回第二回ごろの対峙ごろから較べると双方の軍容にも僅かな年月のあいだに著しい進歩が見える。
作戦上から今次の相違を見ると、魏はまず五万の工兵隊を駆使して、竹木を伐採させ、渭水の上流九ヵ所に浮橋を架し、夏侯覇、夏侯威のふた手は、河を渡って、河より西に陣地を張った。
これは従来に見られなかった魏の積極的攻勢を示したものであると共に、用意周到な司馬懿は、本陣の後ろにある東方の曠野に、一城を構築して、そこを恒久的な基地となした。
この恒久戦の覚悟はまた、より強く、今度は蜀軍の備えにも観取できる。祁山に構えた五ヵ所の陣屋は、これまでの規模とそう変りはないが、斜谷から剣閣へわたって十四ヵ所の陣屋を築き、この一塁一塁に強兵を籠めて、運輸の連絡と、呼応連環の態勢を作ったことは、
「魏を撃たずんば還らじ」
となす孔明の意志を無言に儼示しているものにほかならない。
時に、その一塁から一報があって、孔明に、敵陣に変化あることを告げた。
「――魏の大将、郭淮、孫礼の二軍が、隴西の軍馬を領して、北原へ進出し、何事か為すあらんとするものの如く動いています」
この情報に接した孔明は、