Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しょうせつ ほととぎす

小説 不如帰 

徳冨 蘆花

Leggi 小説 不如帰 (しょうせつ ほととぎす) di 徳冨 蘆花 (とくとみろか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 129.742 caratteri · 256 schermate

Aozora Bunko

――そのままでいいわ」

勝手知ったる次の間の鏡台の櫛取り出して、千鶴子は手柔らかにすき始めぬ。

「そうそう、昨日の同窓会――案内状が来たでしょう――はおもしろかってよ。みんながよろしくッて、ね。ほほほほ、学校を下がってからまだやっと一年しかならないのに、もう三一はお嫁だわ。それはおかしいの、大久保さんも本多さんも北小路さんもみんな丸髷に結ってね、変に奥様じみているからおかしいわ。――痛かないの?―ほほほほ、どんな話かと思ったら、みんな自分の吹聴ですわ。そうそう、それから親子別居論が始まってね、北小路さんは自分がちっとも家政ができないに姑がたいへんやさしくするものだから同居に限るっていうし、大久保さんはまた姑がやかましやだから別居論の勇将だし、それはおかしいの。それからね、わたしがまぜッかえしてやったら、お千鶴さんはまだ門外漢――漢がおかしいわ――だから話せないというのですよ。――すこしつまり過ぎはしないの?」

「イイエ。――それはおもしろかったでしょう。ほほほほ、みんな自己から割り出すのね。どうせ局々で違うのだから、一概には言えないのでしょうよ。ねエ、お千鶴さん。