Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
きゅうこんさんじゅうし
求婚三銃士
佐々木 邦
Leggi 求婚三銃士 (きゅうこんさんじゅうし) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.326 caratteri · 330 schermate
「まあ/\」
「ブク/\やっているものがありましたから、捉えて来て引き揚げたら、巡査ってことが後から分りました。泳げないくせに深いところへ入ったんです」
「アベコベね、助ける人が助けられたんですから」
「それですから新聞がデカ/\と書き立てました。僕はお褒美に金五円戴きました」
「お安いものね」
「しかし中学生の五円です。味を占めて、以来游ぎを知らない巡査を探しているんですけど、もう見つかりません」
「オホヽヽヽ」
「ハッハヽヽ」
「もうございません? 然ういうお話」
「今度は失敗談です。これは吉川君も安達君も関係がありますから、差障りのところは含んで置いて戴きます」
「大丈夫よ」
「元来の責任は僕にあるんですから、僕は後から恨まれました。二三年前のことです。僕の郷里から出た土佐太夫という義太夫語りがあります。その人の後援会があって、僕は先輩から切符を三枚押しつけられました。吉川君と安達君に一枚宛買って貰って、三人で出掛けたと思って下さい」
「思って上げますわ。オホ」
「歌舞伎座でした。人形芝居です。歌舞伎座も人形芝居も皆初めてでしたから、珍らしかったんです。休憩時間に三人で話しているところへ袴を穿いた人が来て、『お三人とも何うぞ此方へ』