Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きゅうこんさんじゅうし

求婚三銃士

佐々木 邦

Leggi 求婚三銃士 (きゅうこんさんじゅうし) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.326 caratteri · 330 schermate

Aozora Bunko

第三者の講評

「悉皆癖を見られてしまったんですね」

「あなたのだって、私、もう見貫いてしまいましたの」

と佳子さんは慧眼を誇った。

第三者の講評

安達君は日曜を四つ待ち暮らしたけれど、佳子さんの奇襲訪問に接することが出来なかった。吉川君も瀬戸君も同様だった。佳子さんは一週に二晩御機嫌を取って貰えば、もう沢山らしい。若しそれ以上を望むようなら、その候補者に傾いているのだろう。この故に奇襲訪問がメートルになる。従って三人とも首を長くして待っている。

「奥さん、今日は何うでございましょうかね?」

と又日曜の朝、安達君は軍師の意見を求めた。

「未だよ。五分五分の形勢ですから」

「僕と吉川君ですか?」

「はあ。本当に互角ね」

「瀬戸君はもっと好いんでしょうか?」

「いゝえ、少し落伍しています」

「本当に然うなら有難いんですけれど」

「私、一日置きに伺って、佳子さんにも奥さんにもお目にかゝりますから、大抵見当がつきますわ」

「丸尾さんも一日置きですか?」

「はあ。仲人まで日が定ってしまいましたの」

と仲人は二重の競争になっている。

久しぶりで小宮君が訪ねて来た。これは又許嫁の若子さんの御機嫌を取るので余念がない。