Classici giapponesi con furigana
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きゅうこんさんじゅうし
求婚三銃士
佐々木 邦
Leggi 求婚三銃士 (きゅうこんさんじゅうし) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 162.326 caratteri · 330 schermate
正直者安達君
「カフェーをおごる」
「宜しい」
「ハッハヽヽ」
「いつ?」
「明日の晩」
「会社の帰りに落ち合おう。何処だい?」
「六時きっかり、西銀座」
「デカメロンかい?」
「うむ」
「あすこは何をするところだろう?」
「ハッハヽヽ」
正直者安達君
さて、日曜の朝だった。安達君が大谷夫人に縁談を勧められて膝を乗り出した時、女中が上って来て、吉川君と村上君を取次いだ。
「おい/\、珍客だよ」
と吉川君は否も応も言わせない。もう村上君を案内して現われて、
「やあ、奥さんがいたのか? いや、いらっしゃったんですか? この間は失礼」
「何う致しまして」
「お小言最中お邪魔申上げます」
「まあ」
「何を仕出来しましたか?」
「迚も敵いませんわ。何うぞ御ゆっくり」
と奥さんは逃げ出した。
「さあ。村上君、何うぞ」
と安達君は稍※(二の字点、1-2-22)改まって請じた。
「一昨日は失敬」
「僕こそ」
「早速やって来た。先刻、一寸寄ったんだよ」
「然う/\。失敬した。一寸出ていたものだから」
「保険屋になると居留守は食いつけているから一向驚かない」
「本当だよ。厭に僻むんだね」
「ハッハヽヽ」
「散髪屋へ行っていたんだよ」