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Classici giapponesi con furigana

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いあいしゅう

遺愛集

島 秋人

Leggi 遺愛集 (いあいしゅう) di 島 秋人 (しまあきと) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 50.488 caratteri · 102 schermate

Aozora Bunko

その作を読みはじめると、心惹かれる何物かがあって、おのずから関心をもたされるからであろう。これは短歌形式そのものの魅力も手伝ってのことと思われる。

この趨勢は将来もつづいてゆくことであろう。島秋人の「遺愛集」は、その意味で将来にも生き、秋人の生命もその作をとおして息づきゆくことと信じられる。

私は先年、宗教雑誌「大法輪」に依頼され、死刑囚島秋人の歌ともいうべき一文を発表したことがあった。その文中に死刑囚ということに触れての随想を加えた。私は秋人君に面接したことはなく、その作歌をとおして勘で想像するだけの感想であった。それは現在にもつづいているので、ここに書き添える。

私には一つの信念となっているものがある。それは人が幼少のころ、漠然としたものながら、第一印象として、世間というものはこうした物だ、これが当たり前だとして受け入れた印象は、生涯を通じて変わらないものだということである。その力は強く、運命的なものである。

秋人君は幼少のころは、よほど我がまま、気ままに育てられて、それが性格的になったとみえる。少年期、青年期に入ると、それが正直な、生一本な、怒り易い性分となったとみえるが、根は気が弱くて、かっとなると、何をするか自分でもわからないような男になったのではないか。