Classici giapponesi con furigana
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
Leggi 食道楽 (くいどうらく) di 村井 弦斎 (むらいげんさい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.435 caratteri · 329 schermate
潜りといって水の中へ人が潜って捕るのもありますがこれも飢えた魚を捕りますから前の通りです。一番味の佳いのは友釣で漁ったので活きた鮎を水の中へ泳がせると外の鮎が追駆けて来て鉤に掛ります。それは鮎が充分餌を食て心地好く遊んでいる時でなければ決して友を追いません。つまり味の佳くなった鮎ばかりが釣れるので、飢えた鮎は決して漁れません。外の法で漁った鮎の腹を裂いて見るとまるで、硅藻のない事があります。雨上の後には少しもありません。少しずつでも硅藻があるようになるとモーソロソロ友釣が出来るといって支度をします。友釣で漁った鮎は腹の中に硅藻が沢山あります。殊に居着の鮎は乗込の鮎よりも沢山硅藻を食べています。ですから友釣の鮎でなければ極く美味い味がありません。それも朝釣れた魚をの中へ入れて晩まで背負って歩いたのと晩方に漁れたのを直ぐ料理するのとはまるで味が違います。それから料理方によって味の違うは、勿論、鮎によって料理方を違えなければなりません。酒匂川の鮎は色が青くって脂肪分が寡いから鮓に製したり酢の物に料理すると色も変らず味が結構です。酒匂川筋の山北停車場や、吉田島や国府津停車場で売っている鮎の鮓が評判なのもそのためです。